以前、鉄のフライパンを買った記事を書いたのですが、
spicy365days.hatenablog.com
あれ以来、すっかり鉄の魅力にとりつかれてしまい、今では何をあんなに悩んでいたんだろうと不思議に思うくらいです。
お手入れもお湯とたわしだけでOKだし、雑に扱ってもびくともしないし。その上、不足しがちな鉄分も補えているらしいので、いいことづくめですね!
それで、どんどん鉄製品を増やしたいと思うようになり、今年の冬は鉄のお鍋を買っちゃいました。
「いろり鍋」という名前の鉄製のお鍋です。いろり鍋ってネーミングがなんともほっこりしますよね。昔話で囲炉裏にかかっているお鍋から、おばあちゃんが芋汁をよそってくれる風景が浮かびますね。
こちらの小さめのいろり鍋(直径17cm)をひとり鍋用として、夫婦分2つ買いました。お手頃価格なので、 2つ買っても全然お安いですよね。これで、鍋の具の争奪戦も起こらずに、ゆっくりと楽しめますね~^^ (サイズ感に関しては、記事の後半でレビューします。)
さっそく鍋だけでなくいろいろなお料理で大活躍しています。その中からピックアップして、簡単ないろり鍋レシピ4品をご紹介しますね。
いろり鍋で寄せ鍋
まずはオーソドックスな寄せ鍋なのですが、こちらは鉄鍋の特性を生かして、お肉をはじめに炒めてお出汁をとっています。この「炒めて」から煮込むということができるというのが、鉄鍋の魅力のひとつです。お肉を炒めるとくさみもぬけますし、いいお出汁が出るんですよね。
あとは鰹と昆布だしを入れて、お好きなお野菜、豆腐、つみれなどを入れるだけ。ポン酢をつけていただきます。
いろり鍋でぶりしゃぶ
あこがれのぶりしゃぶにもトライしました。
最初にまず鍋を温めて薄く油をひき、長ネギを焼き付けます。そこへ昆布だしを投入し、薄めに切った野菜や豆腐などを入れ火を通します。火を止めてから、輪切りにしたゆずとぶりの切り身を入れてすぐ食卓へ。大根おろしとゆずの皮を入れたポン酢でいただきます。
こんがりとした長ネギとゆずの香りが何とも言えず、ぶりの魚臭さも消してくれますよ。
卓上コンロなどがあれば、食卓でしゃぶしゃぶしながらいただいたほうがおいしいと思います。わが家は卓上コンロがないので、上記のような方法になってしまいますが、鉄鍋なので冷めにくく、いい感じでほどよくぶりに火が通りますよ~。
いろり鍋におでんをよそう
こちらはレシピというより、使い方のアイディアになりますが、いろり鍋にあつあつおでんをよそって、サーブする方法です。
おでんは大きいお鍋でどーんと作っておき、一人分づついろり鍋によそうことで、冷めにくく最後まで美味しくいただけますし、人気の具材の争奪戦も避けることができますね。
それに何と言っても、映えませんか~?どうでしょう?(笑)。いろり鍋を器がわりに使うのも、このサイズ(17cm)ならありだと思います。
(しかしながら、この日はうっかり卵を買うのを忘れていまして、ゆで玉子なしです・・・おでんに玉子を忘れるとはなんという不覚。)
いろり鍋でアヒージョ
人生で初めて、アヒージョを作ってみました。もしかしたら、食べたのもほとんど初めてでした。アヒージョって・・・こんなに美味しいんだ~。感動した!!
これはもう、鉄鍋の特性がフルに生かされていますよね。鉄鍋でオイルを温めると、なんであんなにいい香りがするんだろう~。言葉でうまく表現できないのですが、香ばしいというかなんというか。お店のような香り、本格的と言ったらいいのか。これはテフロンの鍋とは明らかに何かが違いますね。
アヒージョの作り方はいたってシンプルで、エキストラヴァージンオリーブオイルを底から1~2cmほどたっぷりと入れ、輪切りにしたにんにく、鷹の爪と塩を適量ゆっくりと温め、香りが出てきたら具材を入れて、火が通ったら完成です。
この日はブラックタイガー、しめじ、エリンギ、レンジで蒸したじゃがいもを入れました。シーフードなら何でもいけそうだし、ブロッコリーとプチトマトなどもおいしそうですね。
ちょっと話がそれますが、じつはオリーブオイルにだけはこだわっていまして、オーガニックの低温圧搾(コールドプレス)のオリーブオイルを贅沢に使いました。
そのせいか、まったくギトギト感がなく、オイル自体がとても美味しくて、オイルまで全部飲めそうなんじゃないかと思ったほどです。(さすがに残ったオイルは、次の日炒め物に使いましたけどね。)
いろり鍋の使い方は無限大
いろり鍋は、買ってからというものほぼ毎日稼働していまして、山田工業所の鉄フライパンとともに、私の台所道具の欠かせない道具となっています。
小鍋代わりとしてお味噌汁を作るときに使ったり、ちょっとした揚げ物を作りたいときにも、わざわざ揚げ物用の鍋を出さなくてもいろり鍋でOK。
「炒めて煮込む」ができるので、ちょこっとスパイスカレーを作ったりもしましたよ!
ほかにも調べてみたところ、釜めし風やチーズフォンデュなどもできそうです。これからも、いろんなレシピに挑戦していきたいです。夢がふくらみます^^
いろり鍋のお手入れも簡単
お手入れはいたって簡単で、鉄フライパンの時とまったく同じように、最初おろすときだけ、洗う→焼き切り→くず野菜をたっぷりの油で炒める→もう一度洗うでOKです。
ふだんのお手入れとしては、使い終わったらすぐにお湯とたわしで洗い流す→軽く火にかけて乾かす→ときどき油を塗る、でOKです。
食べ物を入れっぱなしにはできないので、それだけは気をつけて。
あと、いろり鍋には「焼杉のふた(木製のふた)」が付属しているのですが、これは正直ちょっと使いにくいです。体には無害だそうですが濡れると色落ちがすごくて、料理に色がつくんじゃないかと思って、なかなか使えません。
ネットで調べて、お湯に酢を少し入れてその中に焼杉のふたを入れて煮込んだりしてみたのですが、あまり効果は分かりませんでした。アルミ箔をかまして落とし蓋として使ったりもしてみましたが、出番は少ないですね。
でも、ふたが使えなかったとしても、いろり鍋はやっぱりお値打ちだったと思いますね。
サイズ感だけは要検討
今回購入したのは、いろり鍋の直径17cmです。このサイズ感がいい面もあるし、夫には、鍋をするにはちょっと小さかったようですね。
もし、食卓で材料を投入しながら調理をするのなら、このサイズでも十分だと思うのですが、その場合は旅館のように一人ひとりに固形燃料のミニミニコンロ(?)みたいなのが必要になりますよね。それはまたそれで、悩むところです。
私にはこの17cmは扱いやすいですし、お鍋にもちょうどいいサイズで、おでんのときのように器替わりとして使うにも、ほどよいと思います。
でももしかしたら、今後もうちょっと大きいサイズも買い足すかもしれませんね。なにせ、お安いですしね。
いろり鍋、買って良かった
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
冬にほっこり温まるのにぴったりないろり鍋、本当に買って良かったです。これからも、いろいろないろり鍋レシピに挑戦して、どんどん活用していきたいです。
それでは、また~^^
※2021年1月追記
↓↓↓えー、今もうこんなにお安いのか・・・ちなみに私が当時買ったお店は下のリンクです。これでも十分お値打ちと思っていたのに。
いろり鍋、もちろん今シーズンも大活躍しています!