2018/9/11 「豚ひき肉のキーマカレー」
このあたりから、
「スパイスの配合は変えているのに、カレーの味がなんだかワンパターンだな」
という疑問にぶつかり始めていました。
はじめの頃は、様々なスパイスのかもしだすハーモニーに、頭がキラキラしていたのですが、それもだんだん慣れてきてしまったのか、キラキラするほどの感動は薄れてきてしまいました。
どうしたら、このワンパターンを抜け出すことができるのか?
どうしたら色んな風味のスパイスカレーを作ることができのか?
何か工程で自分に足りていない工程はないだろうかと、ネットなどで色々調べた結果、どうやら「玉ねぎを茶色になるまで炒める」という工程が大事であるという指摘がけっこう目に付きました。
そこでこのキーマカレーでは、玉ねぎを茶色になるまでがんばってみたんです。
だいたいこのぐらいの感じまで。
これで味がどう変わったかというと、たしかに深みが出て、甘みが加わったような。
それと、見た目の変化なのですが、今まで(玉ねぎを軽くしか炒めてない)はオレンジ色や黄色のカレーだったのですが、玉ねぎを茶色になるまで炒めたら、今までにない茶色っぽい色味になってきました。
ただし、この日は素材が豚肉でしたので、豚がもともと甘みがあるような気がするので、ちょっと甘くなりすぎました。
かえって、スパイスの風味が弱くなり、肉味が全面に出てしまった感じ。
それで、次はあっさり目のチキンに変えてみました。
2018/9/14 「焦がし玉ねぎのスパイスチキンカレー」
いかがでしょうか?
だいぶ、茶色いカレーになってきましたよね。
もちろん、市販のルーなどは一切入れていません。材料はスパイスと玉ねぎとトマトとヨーグルトとオイル(インドカレーのごくごく基本セット)です。
↑こちらのはじめて作ったカレーと同じ材料。なのに、色がぜんぜんちがいます。玉ねぎを茶色くなるまで炒める(どっちかっていうと、焦げてるんじゃないのってぐらい炒める)だけで、こんなに変わるもんなのですね。おもしろいです。
お味のほうも、だいぶ変化が出ました。ざっくり言うと甘みや深みが加わって、酸味や辛みはおだやかになった感じ。
あっさりしたささみ肉で作ったので、スパイシー感も残りました。もしかしたら、豚肉や牛肉など味の濃いお肉のときは、もっとスパイスの量を増やせばいいのかもしれないです。
同じ材料でも、玉ねぎの炒め方ひとつで味も見た目も変わる。スパイスカレーっておもしろい!!
まだまだ、カレーの修行は続きます。