(今まで、何月何日に作ったカレーということで、記録的に日付も入れていましたが、もうだいたいはリアルに追いついてきたので、日付を入れるのはやめます。)
スパイスカレーにハマってから、もう幾度となく作っているチキンカレーです。安定のおいしさですね。
ところで、スパイスカレーを作る上で、ずっと悩んでいたことがありまして。
みなさん、ホールスパイスの扱いはどうしていますか?
ふつうはスタータースパイスとして、一番最初にオイルで温めて、調理が完了するまでずっと鍋の中。そして、そのままよそって、そのまま食べてしまうか、よけながら食べる、そんな感じですよね。
小さな粒のものならいいのですが、クローブあたりになってくると、噛んだ瞬間ビックリ!ってことになりますよね。カルダモンなんか、おえーみたいな。
私はけっこうクローブとか噛んじゃってビックリするのも好きなんですけど、苦手な人にそれを強要するのはどうなのか?という問題がありまして。
だんな様なんかは、イチイチよけながら食べるのも面倒くさい(というかムリ)と言います。
それで最初の頃は、よそう直前に鍋から箸でつまんで出していたのですが、これがまた面倒くさいし、クローブなんか探すのがけっこう大変。で、よりによってだんなの皿のほうに見落としたやつが入ってしまうというオチになりがちです。
スパイスカレーには、やっぱりホールスパイスの香りが欲しい。どうにか香りだけ入れることはできんのか?
と、悩んだあげく、マサラチャイ方式ではどうだろうか?と思いつきました。
マサラチャイみたいにホールスパイスを水で煮出して、その香りの移ったスパイス水(勝手に名付け)を水の代わりに加えて煮込む、という方法でいけるんじゃないだろうか。
ということで、試してみました。
スタータースパイスは入れず、玉ねぎから炒め始めます。
紫玉ねぎの美しい色合いと甘ーい香りがたまりません。この日は茶色にしませんでした。画像くらいの仕上がり。茶色にしてしまうのが、なんだか勿体なくて。
同時進行で、粗くつぶしたホールスパイスを水から沸騰するまで煮出します。まるで、マサラチャイですよね。湯の色が茶色になって、いいスパイスの香りが。
あとのカレーの工程はいつも通り作って、パウダースパイスもいつも通り入れます。
チキンを入れて炒めて、ふつうなら水を足す工程で、水の代わりにこのスパイス水を茶こしで濾しながら加えて、煮込みました。
結論。
これ、けっこういいかもしれません。ちゃんとホールスパイスたちの香りが、カレーに加わってくれました。
たしかに、一緒に煮込む場合よりは薄いかもしれませんが、そのへんは入れる量で調節もできそうです。
これで安心してだんな様にも出せますし、個人的にはこれで十分かな!と、今のところ思っています。
もうこれで、クローブ拾わなくていいんだー!そう思うと、かなり嬉しいです。
完全に自己流で邪道だとは思いますが、もしご参考になれば~。
カレーの研究って、おもしろいですね。