素材の色を生かしたスパイス料理シリーズ。
今回は、「緑色」です。
素材を生かした、とってもシンプルなスパイス料理になりました。
最近お気に入りの栄養たっぷりケールと定番野菜のブロッコリーを、シンプルにカレー味で炒めたサブジにしてみました。
どんどん料理がシンプルになっていってます・・・けっして手抜きではございません。素材を生かしているのです(なんちゃって)。
でも、お野菜ってシンプルにいただくのが一番いいんですよね。そんな気がします。
スパイス料理も、最初のころは料理に合わせてその都度スパイスを調合してとか、いろいろ凝っていた気がするのですが、最近はミックススパイスを中心にささっと作るのがいいのかなーなんて思っています。
ということで、とっても簡単なケールとブロッコリーのサブジのレシピです。
<材料>
ケール 1袋
ブロッコリー 1/3個くらい
くるみ ひとつかみ
オリーブオイル 大さじ1.5
塩 少々
スパイス (ブラウンマスタードシード小さじ1/2、カレー粉小さじ1、ガラムマサラ小さじ1/4)
(※もしくはカレー粉のかわりに、スリランカカレーパウダー小さじ1、ターメリック少々でもよい)
<作り方>
1.ケールは大きめのざく切り、ブロッコリーは小房に分ける。くるみは適当に刻む。
2.ブロッコリーは固めに下茹でする。もしくは、レンチンする。
3.フライパンにオリーブオイルを低温であたため、ブラウンマスタードシードを入れてパチパチはぜるまであたためる。
4.ケール、ブロッコリー、くるみを投入してさっと炒め合わせる。
5.カレー粉とガラムマサラを加えて、ざっと炒め、最後に塩で味を調えてできあがり。
アクセントとしてブラウンマスタードシードをスターターとして加えましたが、なければなくてもいいですし、黒コショウを振ってもいいです。
カレー粉だけでも十分おいしいです。私は辛くないカレー粉、スリランカカレーパウダーを調合してあるので、それを使っています。スリランカカレーパウダーはターメリックも入っていないので、この場合ターメリックを少々加えます。
(スリランカカレーパウダーについては、また詳しく記事にしますね。)
ブラウンマスタードシード(黒いつぶつぶ)が写真ではよく見えないですね。残念。
このサブジ、本当にシンプルなのにとってもおいしいです。
ケールとブロッコリーはそれだけで食べ応えのあるお野菜ですし、オリーブオイルともよく合います。スパイスをほんのちょっと効かせるだけで、抜群にお野菜がおいしくなります。くるみのアクセントも、とてもいい感じ。
サブジって実は、最初のころちょっと苦手でした。たぶん、クミンをたっぷり入れすぎていたのかも。でも、クミンをはぶいたり、他のスパイスに変えたりすることで、とてもあっさりとした素材を生かした炒め物に変わるんだなと気づいてから、けっこう作るようになりました。
お野菜は、本当になんでもいいと思います。お豆類でもいいかな。
また、この日は鶏むね肉のなんちゃってタンドリーチキン風炒めも作ったのですが、まあこれも言ってみれば、サブジみたいなものですね。要するにカレー味の炒め物。サブジは何にでも応用できますね。
ところで、最近スーパーでもよく見かけるようになったケール。青汁でも有名ですが、青汁にするよりお料理でいただいたほうが絶対おいしいと私は思います。
以前、カーボロネロというお野菜の記事を書いたのですが、カーボロネロもケールの一種みたいです。どうりで、味が似ているわけだ。
ケールの栄養素は、βカロテン、ビタミンC、抗酸化物質、食物繊維、さらにはカルシウムまで含まれています。すごいですね。
カルシウムといえば骨の形成ですが、骨の形成にはカルシウム単独で摂るより、マグネシウムや亜鉛などのミネラルと一緒に摂るとさらに有効だそうです。
今回、たまたまですがアクセントでくるみを加えましたが、くるみはマグネシウムや亜鉛を含んでいるそうで、この組み合わせは栄養学的にもなかなかよいかもしれませんね。くるみに限らず、ナッツ類はなんでもよさそうですね。
ケールの旬はまさに今、冬です。見つけたら積極的に食べるようにしていきたいです。
ではでは、今回はこのへんで~^^