みなさん、こんばんは!
今回は猫の「風邪」についてです。
前回の記事で、昨年の夏に生後約3カ月の保護猫さんをお迎えした話を書きました。
その子猫さんですが、わが家にお迎えしたわずか4日後に、体調を崩して夜間病院に行くことになってしまいました。
原因は「猫風邪」です。
今回はやっかいな猫風邪についての体験記を書きます。
最初は、どうも目がしょぼしょぼしているような気がするなぁと思っていました。
そのうち、あきらかに片目が閉じ気味になっているのに気づきました。
目ヤニもなんだかたくさん出ているようだし。
まだまだ慣れてはいなかったけど、元気そうだったし、ごはんも食べてトイレも出ていたので、最初は体調が悪いとは思いませんでした。
でも4日目にくしゃみをするようになりました。
それで保護主さんにも相談して、急遽、夜間病院へ駆け込みました。
病院で「トライアル(お試し期間)4日目」であることを告げると、ちょっとビックリされました。
トライアル期間中に体調を崩す事って、あまりないのですかね~^^;
病院で「猫風邪」と診断されて、とりあえず目薬で様子見ましょう、となりました。
ところが、これがまた苦難のはじまり。
(ドロッとした目ヤニが出ていました)
なにせ、まだケージの中で慣らしている最中で、抱っこどころか、まともに触ることさえできてなかったのに。
「目薬」という難易度高いことをしないといけなくなってしまいました。
まず逃げるし、隠れるし、抱いても嫌がって目をつむって頭を振ってしまいます。
夫氏がつかまえて保定する役、私が目薬さす役をやったのですが、なっかなかうまくさせなくて、けっこう凹みました。
猫の目薬がこんなに大変なものだとは(大汗)。
しかも、10日間ほど粘り強くがんばったのに、完治どころか、ほとんど改善されませんでした。
再度病院へ行くと、やっと抗生物質を処方してくれました。
お薬を飲み始めたら、数日で明らかに症状が改善しました。
最初からそうして欲しかったと思ったけど、なるべくきつい薬は使わない方がいいのでしょう。
(後述しますが、目薬自体が効かないのではなく、目薬の種類の問題でした。)
猫風邪が治るまで、20日間ほどかかったでしょうか。
その間にトライアル期間も終わり、無事「正式譲渡」していただきました。
内心、失格って言われたらどうしよー!とヒヤヒヤしていましたが(笑)。
「トライアル期間なのにちゃんと病院へ行っていただき、ありがとうございました」と逆にお礼を言っていただきました^^
でも・・・猫風邪はこれで完治ではなかったのです。
1か月後くらいに、また風邪をひいてしまいました。
猫ってこんなに簡単に風邪を引くんだ、とびっくりしましたが、猫風邪(猫ヘルペスやカリシウィルス)と呼ばれるウィルスは一度かかると体内に潜んでしまうそう。
そして、寒かったり体力が衰えたり、ストレスがかかったりする時などに風邪という症状で表に出てくるようです。
しかも、どうやら最初の病院で処方された目薬には耐性ができていた可能性があるということで、次の病院で処方された目薬は、たしかに効いているのが実感できました。
抗生物質の飲み薬も併用しましたので、それもあるかもしれませんが。
こうして2回目の風邪も完治まで2週間ほどかかりました。
毎日の目薬とお薬はなかなかに猫も人間も大変でした。
目薬は結局、最後までうまくさせなかったなぁ。
これ以来、幸い猫風邪はぶり返しておりません。
大きくなって体力が付いたのもあるかと思います。
エサの種類にもこだわりましたし、室温と湿度のコントロールもしっかりやっています。
(猫のためというのもありますが、猫風邪は飼い主にも負担が大きいので。)
本当にやっかいな猫風邪。
もう2度と引きませんように!