古いわが家のプチリフォームDIY記録～壁の防音・断熱編～

<After>

みなさん、こんばんは！

さっそくですが、前回のつづきで築９０年のわが家のプチリフォームDIY記録です。

今回は、窓際の壁の防音・断熱対策をDIYした話になります。

<Before>

作業部屋の窓際の壁なのですが、このようにいろいろと問題がありました。

まずは見た目ですが、なぜか壁がパッチワークみたいに色がちぐはぐでひどかったです。

そして、画像では分かりにくいと思いますが、壁がとても薄くて、木部やサッシとのすき間がところどころにありました。

そのためか、夏は西日でとても暑くて冷房が効かない、冬はどこからともなく冷気が入ってきてしんしんと冷える。けっこう過酷な環境。

さらに、外からの音がよく聞こえるだけでなく、こちらの音もかなり外へ漏れていたものと思われます。

この部屋ではミシンを使うので、夜間は使わないようにとか、音楽の音量を気にしたりとか、けっこう気を使わなければいけませんでした。

見た目・熱効率・音といろいろと問題があったのですが、最初に考えたのは上からもう１枚新たに壁を貼ろうということからはじまりました。

<Before>

新たに壁を貼るためには、でっぱっている木部の上から貼ることになるので、新しい壁と古い壁の間にすき間ができてしまいます。

そのすき間をどうにかしなくてはと思い、いろいろ調べた結果、グラスウールという断熱材を入れることにしました。

↓こちらのようなスポンジよりは繊維質なのですが、見るからに暖かそうなこのグラスウールは人体への影響もなく安心で、断熱効果があるだけでなく、なんと吸音効果もあるとのこと。音を吸収してくれるらしいんですね。

断熱・吸音と一石二鳥なグラスウール。

それならば、せっかくなら少しでも防音効果を高めたいと思い、防音について調べてみました。

吸音材だけでも多少効果はあるそうですが、その吸音材の外側に遮音材というものを貼るとさらに防音効果が高まるとのこと。

↑それで、ついに遮音シートまで買ってしまいました。１０ｍも（笑）。安かったのでついつい。（￥3,500）

これが届いてびっくり、とんでもなく重たくて、なんかの冗談かと思いました。配達員さん、ごくろうさまです。鉄アレイみたいです。２階まで上げるのが大変でした。

このような経緯で、少々よくばった感はありますが、これで防音・断熱・見た目の問題を改善できるはずです！レッツDIY！

 

まずは古い木部をペンキで白く塗った後、このように壁面に遮音シートを貼っていきます。

あとから大工さんに聞いたところ、塗り壁に遮音シートを貼る場合はボンドで貼るらしいですが、今回私は木部にタッカーで打ち付けていくという方法で貼りました。なんだか、壁いちめんにボンドを塗るというのは気が引けます。なんとなく。

次に、木部の高さを調整します。下の画像で、上の天井側の木部と、下の窓際の桟の高さが異なったので、手持ちの木材をカットして桟の上に貼りました（両面テープ+くぎ）。

そして、遮音シートと新しい壁（ベニヤ板）の間にグラスウールを挟みながら、新しい壁を貼っていきます。家の外側から順番に、「古い壁→遮音材→吸音材→新しい壁」となります。防音をするときはこの順番が大事みたいで、遮音と吸音を逆にしてはいけないみたいです。

ひたすら木ネジとドライバーで壁を貼っていきます。

しんどかったのは、グラスウールはいくら無害とはいえ、繊維が汗でお肌に張り付いてチクチクして、なんか体に悪そうな気が^^;　冬ならよかったな。

 

ベニヤ板が貼れました！新しい壁が出現。やったね。

↑画像が荒くてすみません。この部分は窓を一部隠して、壁にしました。窓の開け閉めを考えて、とりあえずベニヤ板を単純に貼っただけなのですが^^; 西側なのに窓が４枚もあって、西日がすごかったので。

さて、いよいよ塗装になります。今回もシナベニヤ使ったので、基本的にペンキのみで仕上げます。

が、壁の継ぎ目や粗が目立つところは、パテで少し補修しました。

パテ塗りはむずいです。これが限界。

パテの上から古いペンキを塗り、さらに仕上げで今回のマットカラーを塗りました。

ペンキ塗りは楽しい♪

塗り終えて、マスキングを剥がす瞬間はもっと楽しいw

このスカっと感が。がんばってよかった～^^

そんなこんなで悪戦苦闘の末、窓際の壁が生まれ変わりました！

<After>

ちょっと釘が目立ってるけど。

<Before>

Beforeがずいぶん昔のように感じます。

やっぱり、白い壁はスカッとしていいですね～。気持ちいい！もうパッチワーク壁とはサヨナラよ。

カーテンも白にしました。爽やかです。夏の間はとりあえず、これで。

↑窓を一部壁にしたところはこうなりました。ここの部分はもともと棚があって、形が複雑だったので大変だった。仕上がりは、自分的には違和感ないです。我ながら、いい感じだわ。西日もかなりマシになりました！

さてさて、肝心の防音・断熱効果は・・・？？

断熱に関しては、まじで気のせいじゃないと思うけど、けっこうちがいます！！

まず、朝起きてこの部屋に入った時、モアッと感がかなり軽減されてると感じました。

午後の一番暑い時間帯などは、以前はこの部屋にいられたもんじゃないという感じだったのが、エアコンがかなり効きやすくなっていて、もはや快適に過ごせるようになりました。

見た目の涼やかさってのも、大きいかもしれないけど。断熱効果はかなりある気がします！

防音に関しては・・・今回窓の隙間も隙間テープで埋めるなどして対策をしたのですが、実感としては少し薄いです。

外の音もふつうに入ってきますし・・・でも、これだけ対策したから少しはマシになったんじゃないかな？と、期待しております。

ミシンを使うのも、かなり安心感が大きくなった気がします。

ただ、まだ壁１面を防音しただけなので、何とも言えないです。

引き続き、防音に関しては研究したいです。

長い記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。

DIY初心者の悪戦苦闘記録なのですが、古い家にお住まいの方などで、少しでもご参考になればいいなと思います。

それでは、また～^^

【グラスウール】吸音断熱材GW吸音ボード　厚さ25mmタイプ910mm×605mm20枚入　密度32kg/m3

遮音シート 大健工業 940SS 西日本用 [GB03053] 940×10m 防音 DAIKEN ダイケン 送料無料 あす楽