spicy365days

スパイス・ハーブ・アロマ~香りの世界にいざなわれ~

ハーダンガー刺繍のかがり方、こんな感じです


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みなさん、こんばんは!

 

寒いですね!大掃除がしんどいです。

 

いや、掃除どころではないですね、本当に大変です。

 

寒くて乾燥した気候は、ウィルスに好都合ですので・・・できる限りの対策をして、お互い気をつけましょう!

 

 

 

さて、最近ぽつぽつと刺しているハーダンガー刺繍ですが、画像のとおりけっこう進んできたかなと思います。

 

あったかい部屋で、針と糸を持ちじっくり刺繍と向き合う時間は、年末のバタバタからひと時解放される、ほっこりタイムです。

 

 

ところで、ハーダンガー刺繍って、マイナーな刺繍ですよね。

 

ご存じない方がほとんどかなと思います・・・マイナーなので(繰り返し)。

 

今回は、ハーダンガー刺繍ってどんな感じなの?っていうのを、雰囲気だけでもお伝えできればと思って、記事にすることにしました。

 

画像多めですが、どうぞお付き合いくださいませ。

 


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画像のように、いくつか幾何学模様のモチーフが、生地をくり抜いた中に作られています。

 

この中で、一番小さなモチーフを見ていきます。

 

ちなみにこれは、マルチーズクロスステッチというかがり方の少しアレンジしたバージョンになります。

 

<完成形>
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まずは、生地の織り糸12本×12本の四角を、サテンステッチで囲っておきます。

 

(ちなみに、赤い糸はしつけ糸で、織り糸4本づつを数えてしつけています。図案を刺しすすめていくときの目印になります。)


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つづいて、囲まれた中の織り糸を中央の4本だけ残して、カットして抜いていきます。


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針を使ったりして、このように・・・。

 


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間違えたところを切ってしまうと修復不可能なので、慎重にキワをカットして、どんどん抜いていきます。

 
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4本づつ残して、十字の模様ができました。

 

この残した織り糸を使って、刺繍糸でかがり模様を刺繍していきます。

 
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生地の裏から糸を出し、2本すくってくるくると巻いていきます。

 

(糸の端は、サテンステッチをくぐらせて、始末します。)

 
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4回ほどくるくる巻きます。

 

つづいて、反対側の2本に糸を渡してすくって戻り、またこちらの糸をすくう、を繰り返していきます。

 

このように、扇形に糸を渡していきます。
 


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4回ほどくりかえして、またくるくると下へ戻っていきます。


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この扇形を4か所、繰り返します。

 

(※すみません、↑↑この画像だけあとで撮り直したので、かがりの位置が異なっていますが、前の画像のつづきと思ってください。)

 

これで、マルチーズクロスステッチの完成です。

 


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ちなみにマルチーズクロスとは、このような短い十字架模様のことだそうです。

 

このままでも十分かわいいのですが、今回はこのマルチーズクロスに、さらにクロスを重ねていきます。

 


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このように、対角線に糸を渡してからげて。

 


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1本渡すだけでなく、からげることで糸がしっかりします。

 


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繰り返して、クロスにクロスを重ねていきます。

 


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完成です!

 

このようなモチーフを、いろんなかがり方で生地の上に刺していきます。

 

そして、だんだんこのようにレースのような図案ができあがってきます。

 

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いかがでしたでしょうか。雰囲気だけでも伝わったら、幸いですが。

 

これだけでは、わかりにくいですよね・・・正直、大量に撮った写真を見返して、最初は自分でも「意味が分からん」と思いましたw

 

でも、ステッチ自体は単調な繰り返し、ひたすら繰り返しなので、一度覚えれば、あとはだんだんリズムにのって刺せるようになってきます。

 

そうすると、とても楽しくなってきますよ♪

 

あとは、ハーダンガー幾何学模様の繰り返しなので、自分で好きに組み合わせて、オリジナル図案を作ることもできます。

 

図案を作るのはなかなか大変ですが、応用がいろいろできます。

 

私もまだまだ、ぜんぜん初心者なのですが、ハーダンガー刺繍の世界にいざなわれています。

 

また、少しづつご紹介出来たらなと思います。

 

ではでは、お読みいただきありがとうございました。

 

それでは、このへんで~^^

 

 

<参考本