spicy365days

スパイス・ハーブ・アロマ~香りの世界にいざなわれ~

「悪魔の子」などいないと私は信じたい


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今回このような記事をこのブログで本当は書きたくはなかったと言うか、書くことを悩みましたが、やはりどうしてもモヤモヤがたまってしまって、ここで吐き出させていただこうと思います。ごめんなさいね。少し、政治的な話になります。我々の世界が今直面しているあの問題です。

 

動画はアニメ「進撃の巨人」のエンディングテーマ「悪魔の子」です。

私、原作は未読なのですが「進撃の巨人」がとても好きで、今回も毎週楽しみにしているんです。

(特にハンジさんが好きで、先週久々にハンジさんをじっくり見れて本当に嬉しかった♡)

内容はものすごくざっくり言うと、巨人たちと人間との戦いがやがて人間対人間との戦いになっていくという話なのですが、なぜ人は争うのか、なぜ争いはなくならないのかという人類永遠のテーマみたいなものについて、ものすごく考えさせられる、ある意味リアルな内容になっています。

 

でも戦争のアニメが好きだからと言って、私自身戦争が好きなわけではありません。

 

戦争は「アニメの中だけ」にしといてくれ!って、話です。

 

進撃の巨人を見ていると、もう本当に戦争が嫌になります。

 

これでもかこれでもかと、戦争の嫌な部分を見せつけられます。

 

なので、もうこりごりなのです。

 

 

ですが、実際に今回このリアルな世界でそれは起こってしまいました。

 

なぜ?起こってしまったのか、回避する方法はなかったのか、私にはまだ分かりません。

 

しかし、起こってしまったからには一刻も早く事態を収拾しなくては、犠牲者は増える一方です。

 

ですが、多くの予想として言われているのは、停戦交渉は決裂するだろう、戦争は長期化を免れないだろう、やがて戦火の火は世界に広がるだろう(かの国も便乗して動くだろう)です。

 

え????

 

そうと分かっているのに、なぜウクライナは今、孤立無援なのでしょうか。

 

経済制裁と情報戦によってロシアを締め付ければ、国民がやがてプーチンを倒してくれるだろう、というのはあまりに希望的で長期的な観測ではないでしょうか・・・。

 

 

この戦争では完全なる悪魔はプーチンであり、ウクライナのゼレンスキー大統領は絶対的に正義であり英雄です。

 

しかしながら、正義が絶対に勝つとは限らないのが戦争です。

 

私たちには認知バイアスがさまざまに働いており、無意識のうちに自分の信じたい方、この場合「正義は負けることはないだろう」をどこかで信じてしまっているかもしれない。

 

世界から支持される英雄ゼレンスキーがウクライナの勇敢な人々を率いて、きっとこの長い戦いを耐え抜いてくれるだろう。

 

そして、その間にSNSなどを通じてロシアの若者たちの動きが大きなうねりとなり、悪魔であるプーチンを倒してくれるだろう。

 

そして世界は危機を回避できるだろう。

 

 

もちろん私もそのような希望は持ちたいです。

 

これがアニメの世界であれば、きっと主人公たちが勝つだろうとなんとなく分かりますから、希望が持てます。

 

しかし、現実の世界では、そうなればよかったと思った、で良いのでしょうか?

 

本当に大丈夫なのでしょうか。

 

 

一方、ロシアとまともに交渉している国は今、あるのでしょうか?

 

(フランスのマクロン大統領は話はしているようですが)

 

プーチンはとんでもない荒くれ者の悪魔で、手が付けられない上に最近では精神にも異常をきたしているかもしれない。

 

だからそんな悪魔と交渉なんてしても無駄だという意見が多いです。

 

でも、悪魔の子って本当にいるのでしょうか?

 

もし仮に悪魔だったとして、話が通じないと決めつけて交渉すら行おうとしないのはどうなんでしょうか?

 

戦いを有利に進めたいと思うなら、敵が何を考えているのか、何を狙っているのかを知らなくては、こちらは戦いようがありません。

 

ゼレンスキー大統領ひとりだけでは、交渉のカードが少なくなってしまいます。

 

ロシアと同じくらい大きな国のリーダーがプーチンと対等に交渉しなくては、この戦いを有利に進めるのは難しいのではないでしょうか?

 

 

プーチンとて人の子だ、と私は思います。

 

もしくは、この曲の歌詞のように、プーチンがもし悪魔の子ならば、私たちもまた悪魔の子なのかもしれません。

 

人でも悪魔でも、どっちでもいいけど、どうせ無駄だという「決めつけ」だけはやめてほしいと思います。

 

世界大戦を回避する方法は絶対にあると思います。

 

今まで誰も思いつかなかった方法かもしれません。

 

世界中の知恵を集めて、冷静に、あらゆる可能性を否定せず、この危機を回避してほしいと思います。

 

ウクライナもロシアも、これまで悲しくも犠牲になってしまった方々に黙とうを捧げますとともに、すべての人がこれ以上犠牲にならないことを望んでやみません。

 

 

そして、日本に住む私たちも否応なしに、いろいろなことを根底から考え直さざるを得なくなってしまいました。

 

嫌ですね。あ~、嫌だな、本当に戦争は嫌です。

 

私は弱虫です。本当は逃げたいです。

 

でも、逃げる場所なんて思いつかない。

 

私はこの地球と地球に住む生きとし生けるすべての存在が大好きです。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。