昨年末のクリスマスに作ったメニューになりますが、次回のためにレシピをまとめておこうと思います。
ジビエ料理、北海道のエゾシカ肉を香草たっぷりで煮込んだシチューになります。
ハーブとワインに一晩漬けこんだエゾシカ肉は、丸1日かけてじっくり煮込むとホロホロになって、旨味が凝縮され、とても味わい深いシチューができます。
自然の滋養たっぷりの貴重なエゾシカ肉は、ハーブとの相性もとてもいいです。
ここぞという時、特別な日の料理、男の週末料理などに、腕を振るわれてみてはいかがでしょうか。
記事最後に、エゾシカ肉購入先リンクもあります。
【材 料】
エゾシカ肉(500g 今回はもも肉 部位はお好みで)
タイム、ローズマリー、ローリエ、ジュニパーベリー、クローブなど(ドライでもフレッシュでもOK 適宜)
赤ワイン(400ml)
小麦粉、塩コショウ、オリーブオイル(各適宜)
玉ねぎ、にんじん(各1個、1㎝角さいの目切り)
オリーブオイル(適宜)
トマト缶(1/2缶)
コンソメ(固形1個または顆粒小さじ1)
水(150ml)
市販デミグラスソース(1/2缶)
(仕上げ)
バター(15g)
クレソン、パセリなど(適宜)
あれば生クリーム(大さじ1)
(つけ合わせ)マッシュポテト
じゃがいも(大3個)
バター(15g)
豆乳(200ml)
塩・コショウ・ドライハーブ(適宜)
【下準備】
1.エゾシカ肉が冷凍品の場合は、2~3日前にチルド室に移しておき、ゆっくり解凍しておく。
2.前日にエゾシカ肉を赤ワイン、ハーブ類とともに冷蔵庫で漬け込んでおく。(ドリップが出ていても旨味があるので、そのまま漬け込む。)
(エゾシカ肉はきれいなローズ色です。)
【作り方】
1.漬け込んでいたエゾシカ肉を取り出し、水気を軽くとり、5㎝角に切る。(漬け込み液、ハーブは取っておく。)固い筋や脂身がある場合は、丁寧に取り除いておく。
2.肉に塩・コショウをし、小麦粉をしっかり目にはたく。
3.オリーブオイルをひいたフライパンで軽くソテー、焼き色をつける。肉汁もあとで使うので、フライパンはそのままにしておく。
4.玉ねぎ・にんじんは1㎝角くらいのさいの目にきざむ。深めの鍋にオリーブオイルを引き、よく炒める。
5.トマト缶を加え、よく炒める。
6.水分がだいたい飛んだら、クローブパウダー、ナツメグパウダーを加える。
7.フライパンでソテーしておいたエゾシカ肉を鍋へ加える。
8.肉を焼いたフライパンへ、肉を漬け込んでいたワイン液を加えてひと煮立ちさせ、これを鍋へ加える。このとき、フライパンに残った肉汁も残さず鍋に加える。
9.漬け込みに使ったハーブ類はだしパックなどに入れて鍋へ加えると後が楽。(大きいものは、そのままでもよい。)
10.コンソメ、水を加えて、沸騰したらとろ火にして蓋をする。1時間煮込んだらいったん冷まして、ふたたび1時間煮込む。いったん冷ますことで、肉が柔らかく、味が染み込む。
11.お肉が柔らかくなったら、いったん取り出し、シチューをなめらかにするため濾していきます。ハーブ類は取り出して、野菜はざるを使って、へらでつぶしながら濾します。
(だいたいでOKです。残った野菜は、次の日にカレーにでも入れましょう。)
(面倒でも、このひと手間が本格派への道?!)
12.お肉を戻します。このままでも十分なのですが、さらにコクを加えお店っぽい味にするために、デミグラスソースを半量だけ加えます。(今回使ったのはハインツのデミグラスソース。残りは冷凍です。)
13.再度あたため直し、塩・コショウ・バターで味を調えます。シチューの完成です!!
(マッシュポテトの作り方)
シチューを煮込んでいる間に、つけ合わせのマッシュポテトを作ります。
1.じゃがいもは皮をむいて、4つ割りくらいにし、水少な目で蒸し煮にする。
2.火が通ったら粉ふきにし、豆乳を加え、弱火でへらで混ぜながら、水分を飛ばす。
3. バターを加え溶かし、塩・コショウ・ドライハーブを加え、混ぜ合わせる。
【盛り付け】
器にシチューを入れ、その上にマッシュポテトをのせ、さらにお肉をのせて、上からシチューを少しかけます。クレソンなどグリーンを飾り、生クリームを垂らします。
(今回はクレソンがなかったので、パセリとタイムの枝を飾りました。)
丁寧にじっくり時間をかけて作ったエゾシカ肉のシチューは、とても味わい深くて、癖もしつこさもなく、五感にしみわたる美味しさです。
自然の恵みに感謝しながら、いただきたいですね。
エゾシカ肉が手に入ったら、ぜひ作ってみてください♪
※内モモ肉のリンクが見つかりませんでした。お店はいつもこちら「北のグルメ」さんで購入しています。
※冬でもあつあつでお料理がいただける鉄皿「グルメパン」この冬のお気に入りです。