素材の色を生かしたスパイス料理シリーズ、今回は「白」です。
昨年末の記事では、里芋の白いスパイスカレーに挑戦して、見事に撃沈していました。
今回は、そのリベンジでもあります。
と言いますか、ちょっとジャンルがスパイスカレーからスパイス料理というざっくりとしたくくりになってしまいましたが・・・お許しください。
今回の白い素材は、カリフラワーとじゃがいもです。
カリフラワーは冬の今が旬。ふだんはちょっと高級なイメージがあるカリフラワーですが、今の時期はとても立派なカリフラワーが、比較的お手頃な値段で並んでいることも多いです。
ポタージュにするというのは、ちょっと贅沢な使い方でもあるので(と、思うのは私だけ?)、旬の今だからこそのレシピかなと思います。
またまた簡単ではございますが、レシピをご紹介。
<材料>
カリフラワー 1/2個ほど
じゃがいも 1個
玉ねぎ 1/2個
すりおろしにんにく 大さじ1
塩 小さじ1
豆乳または牛乳 1/3カップ
オイル 大さじ1.5
スパイス (ローリエ1枚、カルダモンホール2個、シナモンスティック3㎝ほど、クローブ3個、ホワイトペッパー、あればタイムの葉少々、ターメリック少々、ガラムマサラ少々)
<作り方>
1.野菜は適当にざく切りにする。カリフラワーは6房ほど飾り用に分けておく。
2.底の厚い鍋にオイルを弱火で熱し、ホールスパイス類を入れて香りが出るまで温める。
3.玉ねぎを加えて、半透明になるまで炒める。さらににんにくを加えて香りを出す。中火。焦がさないように。
4.カリフラワーとじゃがいもを加えて炒め合わせ、油が回ったら水をひたひたに加えて煮込む。
5.煮込んでいる間に、飾り用にとっておいたカリフラワーにターメリックとガラムマサラと塩・オイル少々をまぶして、グリルかオーブントースターでローストする。
6.煮込んでいる野菜が柔らかくなったら、いったん火を止めてスパイス類を取り出す。
7.ハンドブレンダーまたはミキサーなどで滑らかになるまで撹拌する。
8.ふたたび火にかけて、豆乳または牛乳を加えてとろりとなるまで煮込む。
(あればタイムをここで加える。)
8.塩で味をととのえ、器に盛りつけてローストしたカリフラワーを飾る。オリーブオイルを少し垂らしてもよい。
ポイントとしては、白い素材の色を生かすために、ホールスパイスで香りづけをしました。
スパイスの香りとにんにくが引き立ち、スープの素などを加えなくとも、濃厚でおいしいポタージュになりますよ。
カリフラワーはビタミンCとカリウムが豊富。ポタージュにすることで、余さずいただくことができ、ごちそう三昧のあとにデトックスにぴったりですね。
また、じゃがいもにはタンパク質を消化吸収するのを助けてくれるビタミンB6とCが両方入っています。じゃがいもは糖質が多いからと、ダイエット中の方は避けがちかもしれませんが、ちょっともったいないかもしれません。
もし、糖質が気になるという方は、他の食べ物で糖質を控える(たとえば、ごはんを少し減らすなど)するとよいと思います。じゃがいも、おすすめです。
スパイスを効かせて、冬にほっこり温まるカリフラワーとじゃがいもの白いポタージュ。
立派なカリフラワーが手に入ったら、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。
それでは、このへんで~^^