夏本番ですね!暑いですよね~。
ついつい甘くて冷たいものを食べたくなってしまうのですが、今年の夏はスパイスを効かせた甘いおやつを取り入れています。
夏でも冷えやすい胃腸や体を、スパイスの効果で少し温めてアシストしてみませんか?
今回から3回にわたって、最近作ったスパイス入りの甘い食べ物、飲み物のアイディア、簡単レシピをいくつかご紹介したいと思います。
第1回目の今回は、夏の飲み物にぴったりのスパイス入り自家製シロップ2種です。
スパイス入りレモンシロップ
以前の記事でも自家製レモンシロップをご紹介したのですが、そのときはレモンと砂糖を1週間ほど漬け込む方法でした。
今回は鍋で煮詰めて作るので、作ってすぐにドリンクなどに使える方法です。
レモンだけでも十分おいしいのですが、お好きなスパイスをちょっぴり加えると風味が複雑になり、エキゾチックなオリジナルレモンシロップになりますよ。
また、加熱することでスパイスの香りがよく出ます。(じつは漬け込みタイプでスパイスを入れたパターンも試したのですが、非加熱だとスパイス感があまり感じられなかったです。)
レモン:砂糖=1:0.8くらいで、水の量はレモンと同量でOKです。
(写真の量は、レモン400g、砂糖(素焚糖)320g、水400cc)
スパイスの種類や量はお好みで。この日はクローブ8本くらい入れました。ちょっと入れすぎたかもしれませんが(笑)。カルダモンやレモングラスなども合いそうだなぁと思います。
材料をすべて鍋に入れて、沸騰したら弱火にして15分くらい煮詰めれば完成です。
レモンは国産なら皮付きのままでいいかと思います。このレモンは輸入物だったので、防腐剤不使用でしたが、一応皮はむきました。
砂糖は奄美大島の素焚糖という茶色の砂糖を使ったので、シロップも茶色になりましたね。
透明のシロップにしたい方は、白い砂糖かグラニュー糖などを使ってくださいね。
瓶などに入れて、冷蔵庫で保管してください。
炭酸で割ればレモンスカッシュ、水で割ればレモネードに。(4~5倍ほどに。)
レモンの酸味にスパイシーさが加わり、爽やかさに深みが加わり、異国風味がいい感じです。
豆乳割りもおいしいですよ。飲むヨーグルトみたいになります。
レモンの果肉もそのまま食べられますので、ヨーグルトにのっけたりしても楽しめますよ。
ジンジャーシロップ
つづいては、ジンジャーエールの素となるジンジャーシロップです。
私は新生姜で作ってみました。もちろん、ふつうの土生姜でもOKだと思います。
こちらもレモンシロップと同じような感じで、新生姜:砂糖=1:1~0.8、水は新生姜と同量。仕上げにレモン果汁を大さじ1ほど加えます。
(下の写真で、皮をざっと取った新生姜600gくらいでした。)
そして、何と言ってもジンジャーエールはスパイスが決め手となりますね。
私はセイロンシナモン、クローブ、ブラックペッパー、カルダモンを加えました。
シナモンとクローブはぜひ加えてみてほしいです。
ジンジャーエールは辛みスパイスとしてよく鷹の爪を使うみたいですが、私はブラックペッパーをチョイスしてみました。
カルダモンはもっと入れたかったのですが、在庫切れにて・・・。
スパイスの配合は、追求しだしたらきりがないかも。もっと、研究したいです。
新生姜は汚れた部分や全体の皮をざっとこそげて、みじん切りか薄切りにします。
沸騰したら弱火にして、20分ほど煮詰めて完成です。
出来上がったらシロップをこして、瓶などにつめて保存してください。
~ちなみにシロップをとった後の新生姜は、醤油とみりんで甘辛く煮ました。(佃煮?漬物?)これもおいしかったです。スパイスを取り除くのは、ちと大変でしたが(笑)~
ジンジャーシロップを炭酸で5倍ほど割れば、自家製ジンジャーエールになります。
市販のものとはまた一味違って、すっきりしておいしくて、すぐなくなってしまいました。スパイシーさがたまりません。飲むときにレモン果汁をひと絞り加えても、美味です。
レモンシロップもジンジャーシロップも、作ったすぐでもおいしいですが、何日か経ってなじんでくると、また味や風味が変わって楽しめます。
冷たい飲み物のほかに、ヨーグルトやアイスにかけたり、あたたかい飲み物に加えてもいいかもしれません。いろいろ楽しめると思います。
おいしくてすぐなくなっちゃうかもしれませんが、冷蔵庫に入れれば2週間は余裕でもつと思います。
スパイスを加えることで、体を冷やしすぎない効果や、添加物など加えずに保存性も高くなるかと思います。
簡単なので、ぜひお好きなスパイスで試してみてくださいね。
あ、そうそう、たくさん買いすぎてしまったスパイスの消費にもおすすめです。
↓以前の、漬け込みレモンシロップの記事はこちらです。